不倫のDNA

父が不倫してた昔の話し。

その後

私は現場にいなかったから

分からないけど、妹が言うには

かなりシュールだったらしい。

確かに、真っ暗な部屋の隅で

体育座りしているペロ。

ベッドにはズロース…



祖母は祖父が生きていた頃から

菊池さんと関係があったのか

祖父が亡くなってからなのかは

分からないけど、菊池さんには

奥さんがいて…奥さんはうちの祖母との

事に気づいていたらしい。

その事で悩んでいたと

後から知った。


それからどのくらい関係が

続いたのかは分からないけど

何年かして菊池さんは

病気で亡くなった。


祖母はその後も

老人会、ゲートボールに

忙しく、相変わらず元気に

過ごしていた。



次は父の話しに戻ります。

ペロ菊池

部屋のドアを開けて部屋の電気を

つけた…


ベッドの布団は乱れていて下着が。

そしてペロ菊池さんがベッドと壁の間で

体育座りをして丸まってる…



妹「菊池さん?大丈夫?何やってるの?」

菊池さん「お腹が痛いの…」


そこに婆さんが、わざとらしく

大きな声で


婆さん「え!菊池さんどうしたの!

    大丈夫なのかい?!」

妹 「大丈夫?救急車呼ぼうか?」

菊池さん「いや、大丈夫、大丈夫だよ」 

婆さん「お腹痛いなら大変だ!もう帰りな」

妹「…」


で、自分の部屋に戻ったんだけど

窓から外を見たら背筋をまっすぐ

伸ばしてスタスタ歩いて帰っていく

ペロがいたんだよね😅



完全に二人…Hしてたじゃん。

え?でも出来るの?

ペロ…出来るの?!


ペロが出来たのか出来なかったのか

分からないけど、そのような

行為があったのは間違えない。

ホテル街で婆さんを見たよ…も

間違っていなかったんだ。


私達はこのことは父にも母にも

内緒にしておこうと決めた。

父はショックだろうから

尚更、言うのはやめようと。


今思えば言っちゃえば良かった。

なんで浮気している父に気を

つかったのかね。


あんたと一緒で婆さんも

浮気しているよ!って。

次の日…

次の日、…家に帰ってから

妹に昨日の出来事を詳しく

聞いた。


隣の親戚の家に駆け込んで

親戚のおばさんに事情を話し

おばさんと一緒にまた家に

戻ったんだよね。それで玄関で

何度かおばあちゃん呼んだらさ

おばあちゃんが部屋から出てきた

のよ。


「あ〜…妹ちゃんか…

 おばあちゃんずっと寝てて

 気付かなかったよ」


「えっ!何度も呼んだんだよ。

 大丈夫なの?」


「大丈夫だよ…寝てただけだから」


「返事ないし、部屋真っ暗だし

 何かあったかと心配したよ。」


「ごめんごめん…寝てたんだよ」


…って言うんだけどさ、何か変だからさ

部屋のドアをバ!って開けたのよ。

そしたらさ、ペロがさ、ベッドと壁の

隙間に体育座りしてうずくまってたのよ!


ペロとは…近所に住む菊池さんと言う

お爺さん。おばあちゃんと同じく

75才くらいで、うちのおじいちゃんが

生きてる頃からよく家に遊びに来てた人。

なぜか私達はペロ菊池と陰で呼んでいた。


車の運転もまだしていたから、よく

おばあちゃんのアッシーをしていた。

ちなみに…奥さんいます。